No.209(2008年11月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
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発行日/毎月1日発行

卒業した先輩達は現在どんな気持ちで働いているのだろう?

 去る9月1日(月)聖ドミニコ学院高等学校からの依頼で1,2年生を対象とした進路ガイダンスの講師として日東イシダ(株)の佐藤皓子さん(入社3年目)と高澤有耶子さん(入社2年目)が 『学生の時の自分と働いてからの自分』のテーマでお話しました。お二人の体験報告に共通する点は、周りの仲間の支えと仕事の中で悩みながら自らやりがい、働きがいを見つけ出したことです。お二人の報告内容をご紹介します。

 佐藤皓子さんは常盤木高等学校を卒業後入社。現在は本部業務課で会社の顔である電話応対や営業のサポート、商品発送の手配など事務の仕事をしています。
 『学生の時はとりあえず就職する、働かなくてはいけないと考えていました。実際に配属されても自分に出来る事が何もなく、電話が鳴っても出ることが出来ずにもどかしい日々が続きました。不安で一杯でしたが同じ部署の仲間に優しく見守られ少しずつ仕事を覚えていきました。失敗しても「大丈夫だよ」と言ってもらい泣きそうになったこともありました。ある時、上司に「あなたが居てもらわないと大変だ」と言ってもらい必要とされていることを実感できた時にうれしくてやる気が出て、自分も何かをしてあげたいという気持ちになりました。皆さんもこれから進路で悩む事があると思いますが、就職、進学どちらを選択するにしても入学してから、入社してから見つかることがたくさんあります。周りの友達と励ましあいながら楽しい学生生活を送って下さい。』

 高澤有耶子さんは今回お話した聖ドミニコ学院高等学校を卒業後、東北文化学園大学へ進学し、その後日東イシダ(株)に入社しました。現在はスーパーや個人商店の POS レジのセットアップ、納品、操作説明や水の自販機の点検、メンテナンスなどの仕事をしています。
『学生時代の私は社会、仕事、やりがいなどがよく分からず、自分が働いている姿は想像出来ませんでした。勉強も何となく試験や進学の為にしていたと思います。入社して最初の頃はただ先輩についているだけで何も出来ず、自分はやっていけるのだろうかと不安で一杯でした。しかし、本当に周りの仲間に恵まれ、助けられながら成長してきたと思います。お客様に操作説明をした時に自分の説明を聞き理解してくれて実際に操作ができるようになった姿を見て「自分の言葉が伝わった」とやりがいを感じました。また、お客様に名前を覚えてもらったたり、感謝の言葉を頂いた時に「やっていて良かったな」と思います。お客様と近い距離にいるからこそ味わえる喜びだと思います。社会には年齢も価値観も違う人が沢山います。皆さんも今のうちに沢山の人と出会い、様々な経験をして欲しいと思います。自分の世界を広げ、可能性を広げて下さい。』

今月の内容

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