No.209(2008年11月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

合同企業説明会報告

回を追うごとに学生の来場が増加、学校訪問の成果が徐々に現れてきています。

 今年度も共同求人委員会の主催により4月、5月、10月の3回、仙台の「AER 多目的ホール」を会場として、そして10月14日(火)には大河原の「ララ・さくら」を会場に、合同企業説明会が行なわれました。
 今年度も、昨年と同様に新卒採用の環境はますます厳しくなっており、多くの学生の来場が期待されました。
 宮城同友会の合同企業説明会は「自社の魅力」や「今後のビジョン」などを、経営者や経営幹部自らが直接語りかけることにより、来場した学生との関係を築くことが、この合同企業説明会の魅力でもあります。当日は参加企業の1社1社が主体的になり積極的に学生へ説明している様子が各ブースで見受けられました。
 参加した学生のアンケートからは、「今まで中小企業に目を向けてこなかったが、説明会に参加し経営者から直接の話をいただいて、中小企業の魅力、大企業とは違ったやりがい、会社の強みがわかり、とても参考になりました」、「他の企業説明会とは違い、経営者自らが、会社の理念や方向性、生きがいや働きがいについて語っていただき、自分の進路を見つめる機会ができたと思う。私も中小企業で働き、夢をもっていきたいと思った」などの率直な感想が聞かれました。

 今年度で3年目となる県南の説明会は、大河原の「ララ・さくら」で開催され、県南の会員企業が7社、仙台から4社、そして栗原からも1社が参加し、県南の高校からは7校が参加、県南出身者の大学生を合わせて39名が来場しました。
 白石蔵王地区では、昨年と同様に県南地域の役員が中心となり、自らが積極的に学校訪問を行ない、多くの高校生の参加を呼びかけるとともに、地元に就職を希望する高校生に対し、地元の中小企業の魅力と、仕事を通じての働く意義を学校側と企業側が共に考える意見交換の場を作り上げていく事の必要性を訴え続けました。
 その結果、来場者数は1年目が11名、2年目が20名、そして今年は39名と少しずつではありますが地域に根ざした活動になってきており、参加した先生からも「地元の企業と子供が直接話せる場があることが本当にありがたい。私たちにとっても貴重な場です」と言う意見も聞かれました。
 また、今年初めて参加した企業からも、「採用するかどうか迷っていましたが、来年の 4 月まで新入社員を迎えられるように社内の体制を整えたいと思います。」という声が聞かれました。
 また、当日は栗原登米支部から(有)ひらのも説明会に参加し、平野社長からは「素晴しい取り組みだと感じた。これが中小企業の学校の先生にあてにされる求人活動だと思う。ぜひ、わが支部にもこの取り組みを持ち帰りたい」と語りました。
 一社一社が少しでも多くの採用に向けて努力をすることで、他の地域でも共同求人の場が広がることが、共同求人の大きな目的の一つでもあります。

ご参考までに、参加した学生の主な感想を掲載いたします。

●中小企業の方々がどれだけ頑張っているのかがよくわかりました。初めて参加したが社長さんと直接お話したことがとても貴重な体験になった。(大学女子)
●就職活動をしながら将来、自分が何をしたいのか自問自答している。今回の説明会に参加し、改めて考える良い機会になり本当によかった。(専門学校女子)
●求人票を見ただけではわからないことが説明を聞いてよくわかった。経営者と直接話しを聞くことがないので、本日の説明会がとても良い経験となった。(高校男子)
●自分がやりたい職種ではなかったのですが、丁寧に話をしていただき、違った道もいいなと思った。(専門学校女子)
●いろいろな業種の方たちの企業の説明を聞いて、自分の中でいろんなものに挑戦しようと思った。(専門学校女子)
●どのような人を求めているかが聞けて、これからの就職活動にも気合いが入った。(専門学校女子)
●役員の皆さんの言葉が心に響いた。就職活動に役立てます。(専門学校男子)
●既に内定をいただいた企業がありますが、その本来の会社の姿が見えていないのではないかと少し不安になりました。(大学女子)
●とても雰囲気がよく、他の説明会よりも気軽に話が聞けた。(大学男子)
●実際に職場体験をしてみることにしました。(短大男子)

今月の内容

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