この作品展は、全国の印刷関連業者約1,300社が加盟する日本グラフィックサービス工業会(略称:ジャグラ)が毎年主催し実施しているものです。アクトジャパンはこれまでの3位(2回受賞)を最高に、数回入賞を果たしていましたが、全国の頂点(1位)にあたる「厚生労働大臣賞」は初の受賞となりました。
今回の受賞は、審査対象の4部門(出版・印刷・Web・開発開拓)における「開発開拓部門」において、及川社長自らが3年前より取り組み、印刷業界でのオンリーワン、地域における1を目指すための「広告道場・基礎編」が評価されたものです。
これまで40年以上の歴史を誇るこの作品展の中でも、宮城県からの大臣受賞は3社程しかなく、また、別部門での複数回の受賞を含めると、全国でも数少ない受賞暦を誇る会社となりました。
及川社長は、同友会の「創る会」を受講後、会社の「理念」ができ、経営者の責任や、社員との「共育」の場の必要性を自覚することができても、その「理念」の実現に向けた具体的な“戦略”が無ければ、会社の真の社会貢献は無いと感じたことが「広告道場」を始めるきっかけとなったそうです。そこで、今回の受賞の対象となった「基礎編」を開始するにあたり、同友会の会員をはじめ、県内各団体の会員を対象に、戦略づくりのニーズ調査を行った結果、予想以上の応募が殺到したため、同友会の「創る会」の受講者を中心に選考した結果、50社の参加によるスタートとなったそうです。
「広告道場」では、
@自社の儲かる仕組みを考え、実践して結果を出し、経営を安定させること
A実践したことを「広告道場」に持ち寄り、会員同士で深堀をし、より精度の高い儲かる仕組みにしていくこと
B信頼関係を築き、新しい仕事・新しい市場をみんなで創っていくこと
以上の 3 つを目的に、当初12回での予定であった「基礎編」は、終了まで15ヶ月の期間を費やしました。そして「第10回みやぎものづくり大賞」では、(有)もちっ小屋 でんさんが「米ていら」でグランプリを受賞する一役を担うことが出来ました。
サブプライムローン問題による景気の悪化、全ての業種に悪影響をもたらしている原油価格の高騰問題など、中小企業へのアゲインストの風当たりはますます強くなる一方です。「広告道場」ではこのような外部環境にびくともしない販売促進策を構築し、中小企業ならではの強い体質強化を図るために、「基礎編」「実践編」に引き続き、先月から「応用編」(7回開催を予定)を開催し、新たに第2回「基礎編」の参加者を募集中です。(11月下旬開催予定)
「同友会の「創る会」やグループ討論の特長と同様に、受講者のグループ内での係わり合いの中から、自分には見えないヒントがみえてきます。経営環境がどんなに厳しく変化しても、自社の儲かる仕組みをしっかりと確立し、会社維持発展させるためにも、自社の経営課題の本質を見極め、取り組むべき課題を明確にすることが、中小企業の経営者にとって緊急かつ重要な経営課題です。」(及川社長談)
決して業界内にとどまることのない、及川社長・アクトジャパンの今後のますますの活躍が期待される今回の受賞となりました。 |