忘れもしない平成20年3月15日、経営指針の意味も、これから何が始まるのかも何も知らない私は大きな決意もなく、「経営理念ぐらいは会社に必要かな・・・」と、気軽な気持ちでこの「創る会」に常務取締役である弟と2人で参加させていただきました。第1回 2日間の受講を終え、帰りの車内は終始無言、何をどうしたら良いのかもさっぱり理解出来ないまさに放心状態で、帰路についたことを覚えています。
受講するまでの自分は、業務が増加していく中で、作業効率や仕上がりの評価など、現場作業を円滑にこなして行くことだけが目的となり、「事業の本質」を完全に見失っていたと思います。事業の本質どころか、業界の現状、地域の現状なども深く追求したことのない、「単なる作業代行員」となってしまった自分がおりました。
助言者の皆様から、現状認識の重要性を強くお教えいただき、入社して以来初めてといって良いほど、自社を取り巻く外部環境、内部環境、清掃の歴史、地域の現状等々、じっくりと時間をかけて学び直しました。そして何より大切であった、社員の皆さんとの関わり合いに重点を置き、様々なコミュニケーションの中から、「事業の定義」「自社の存在意義」が明確化され、経営指針を成分化することができました。
目先の事物だけにとらわれる事なく、将来のビジョンをしっかりと見据え、今自分が何をするべきか、その為には何が必要か、その方向性をぶれることなく示してくれる羅針盤が正に経営指針であります。
今後はこの経営指針を念頭に置いた事業活動を通じて、全社一丸となって杜の都仙台に必要とされる企業創りに全力を注ぐ所存であります。
受講中、毎回本気になって関わってくださった助言者の皆様、真剣に向き合ってくれたグループの皆さんには本当に感謝しております。又、最後まで支えてくれた社員の皆さん、本当に有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。 |