2006全国共同求人交流会より
若者に魅力ある企業づくり、 地域づくり
〜求人と社員教育の連携で 「企業革新」 〜

 12月7日 (木) 〜8日 (金) 「2006全国共同求人交流会」 が広島で開催され、 宮城から4名が参加しました。 広島同友会は1981年に23社で共同求人活動がはじまり (当時採用人数30名)、 現在では参加企業100社を超え (2005年採用人数208名)、 広島県全体の新卒採用の大きな窓口となっています。 広島の大きな特徴としては@支部独自 (広島62社、 福山28社、 呉26社) に地域に添った形で活動を展開、 A求人と社員教育を 「求人社員教育」 と一体とし活動や考え方の面で連携をとっている、 B共同求人活動を中小企業の社会的地位を向上させる運動と早くから位置づけ社会の信頼を得る長期的な展望にたった運動を展開していることが挙げられます。 初日のパネルディスカッションでは各支部の代表3名から支部と自社の取り組みについて事例報告がされました。 自社の変化については、 新卒を定期採用することによって社内から 「新入社員を定期採用する会社」 という意識や誇りが生まれた。 行き当たりばったりの経営から計画性を持った経営に変わってきた。 新卒を通して労使見解の重みが本当に分かってきた。 共同求人は自社のリトマス試験紙 (若者が来てくれる魅力ある会社になっているか?育つ社風がつくれているか?) であいまいにしていた社内体制をチェックできる。 また、 支部の取り組みについては学校訪問や中小企業の実態を知って欲しいと 「高校の先生方の企業見学会」 を開催。 仕事ぶりを見た先生が卒業生に駆け寄る感動的なシーンも見られるなど同友会を理解してもらう為の学校との取り組みが話されました。 後のグループ討論でも広島の事例に学び活発な意見交流がおこなわれました。
  宮城でも 「2008共同求人」 の企業募集が始まりました。 「良い人材が来ない」 から 「良い人材に育てていく」 という視点に立ち、 経営指針の具体的な実践の場としてこの機会に良い会社づくりの入口である共同求人活動に参加してみませんか。 (※P15に詳細を掲載しております)



 

行き当たりばったりの経営から計画性を持った経営へ
共同求人委員長 鍋島 孝敏

 今年の 「全国共同求人交流会」 は、 全県2300名の会勢を誇り8つの支部それぞれに経営労働・政策環境・企画広報・総務組織などの委員会活動を展開している広島で開催されました。
  特に、 共同求人と社員共育をまとめて 「求人社員教育委員会」 とし、 3つの支部が独自に学校訪問・合同企業説明会を開催し、 採用した社員の合同入社式から研修・フォローアップまで一貫して取り組んでいる報告を聞き、 改めて採用から共育までを貫いた一連の運動としての重要さを感じました。
  しかも、 その活動の中心には 「経営指針づくり」 があり、 早い段階から共同求人活動は中小企業の社会的地位を向上させる運動と位置づけ、 まさに三位一体の活動 (経営指針・共同求人・社員共育) となっています。 全国的に 「経営指針の宮城」 と言われますが、 大変恥ずかしい想いでした。
  指針書で事業計画を創ったら当然必要人員も明確になる、 その人員を中途採用で補充するのか、 新卒を定期採用して真のパートナーとしての社員を育てるのか、 それも含めて経営計画を練る。 行き当たりばったりの経営から計画性を持った経営に転換しながら、 採用した社員をどのように育てるのか、 までを視野に入れた総合的な 「良い会社づくり」 の運動が、 今の宮城にはまだまだ足りないと強く感じました。




■第9期同友会大学より

 

■第9期同友会大学のレポートから

■第17期経営指針を創る会

 

■岩沼亘理地区のミニ例会シリーズ
■2006全国共同求人交流会より
卒業生実践報告
  ■2007 新春講演会
■中同協発行書籍紹介E   ■2008 共同求人参加企業募集