No.214(2009年4月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

志を持つ、そして志の中心で生きる
―― 第20期経営指針を創る会 28名の受講生を迎え開講 ――

 3月7日(土)、8日(日)の2日間にわたって「第20期経営指針を創る会」が28名の受講生を迎えて開講しました。60名をこえる修了生が「自らの1年間を検証し、チェックする」ために参加しており、総勢90名をこえる講座です。
 挨拶に立った菊地肇経営労働委員長は「創る会」の歴史を振り返りながら、「1992年10数名の受講生が手探りではじめた創る会は、節目の20期を最大の受講生を迎えて始まりました。先輩が創ってきた歴史に学びながら28名全員が、ひとりも欠けることなく成文化しましょう」と訴えました。第1講の「同友会の経営指針とは」は、原田誠氏((株)伸電会長)。「大切なことは“志”を持つこと。そして、志の中心で生きることです。」と、経営理念の真髄を示唆しました。実践報告の(有)ゑびす社長の佐藤勝郎氏は、「理念をとらえればとらえるほど新しい事業が見えてくる。グループによる6次産業づくり、連携の仲間づくりが進んでいる。」と経営理念とビジョンの役割を強調し、「地域への思いがあり、社会的目的が明確であればほんものの生き方ができる。」と語りました。
 参加者はグループ討論を行いながら創業の動機、真のお客様は誰か、わが社の強み、弱みは何か、社員をどう位置づけているかなど、会社の現状を客観的に認識する作業に取り組みました。ある受講生は、「こんなにあらゆる角度から自分自身と会社のことを考えたことはありませんでした。自分が問題点だと思ってきた以上にもっと根本的なところに問題があることが分かりました。志を上げて成文化をめざしていきます。」と目を輝かせておりました。7月25・26日の発表会に向かって、「幸せの見える会社と地域社会づくり」への挑戦が始まりました。

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