第39回 熊本全国中小企業全国研究集会』 参加報告
フォーラム・トラベル;(有)フォーラム・企画 石川 秀一氏
さる2/12(木)〜2/13(金)の2日間、宮城同友会から総勢25名が「第39回中小企業家問題研究集会:熊本大会」に参加いたしました。
“地域に根ざし、自然環境と共生する企業経営を”ようこそ熊本へ!! というスローガンの下、全国より1,180名(他県参加850名、熊本330名)の経営者が集い、同友会の 『3つの目的』 に照らし合わせた18に亘る分科会が開催され、経営指針・人材育成・地球環境保全と地域づくり、政策課題・経営戦略などのテーマに対し其々が真剣に熱くグループ討論をいたしました。100年に一度といわれている世界同時不況の中、大企業の工場閉鎖や突然のリストラ等、企業の質を疑いたくなるような出来事が続き、出口の見えない経営環境下に置かれている時代だけに、今回参加した中小企業の経営者は同じ仲間として一枚岩の元気を貰う為、はるか「火の国熊本の地」に集合したのだと感じました。
マイナス思考となりがちなこの経営環境下ではありますが、藩島郁夫熊本県知事が会期中に述べた「地域企業とともに元気な社会の未来を目指して〜逆風の中にこそ夢がある」「この大不況を乗り切るために、県や国だけでは出来ない雇用を守ることを是非、中小企業の皆様にお願いしたい…。」「企業の可能性も人生の可能性も無限大である」etc…。まさに日々我々が 1. 自社の方向性 2. 外部環境の現状と改善 3. 自社を取り巻く現状 などに関し議論していることを明確に表現している言葉として深く感銘を受けました。
今回参加した多くの企業は、地域に根ざし、地域の発展に貢献出来ることを中小企業経営者として誇りに思い、全国の多くの仲間から実践や討論を通じ、今後の自社に活かせる希望を得ることが出来たと確信しております。
追伸:「宮城同友会:地球環境部会(沼田清会長)」11名は大会終了後、「熊本同友会;同友の森づくり実行委員会(菅原時男委員長)」の方々と交流討論会を実施、その後、委員会の方々のご案内により実際に大津町が所有する植林活動の現場を視察させていただきました。数々の体験談や植林活動までの経験を伺うことが出来、今後の活動の方向性に向け大変参考になりました。改めて、熊本同友会の皆様に感謝を申し上げる次第です。
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