No.214(2009年4月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

共同求人委員会 2009年就職懇談会

『新卒採用の継続で会社が変わる〜若者が育つ企業づくりの実践〜』

 2月26日(木)ホテル白萩を会場に、第4回就職懇談会が開催され、大学、短大、専門学校から15校23名、同友会からは25社が参加しました。企業からの事例報告は宮城同友会の代表理事である、(株)ホットマン・イエローハット 代表取締役 伊藤信幸氏から「新卒採用の継続で会社が変わる」をテーマに報告をしていただきました。
 イエローハットでは、内定した学生へ会社の社風に慣れてもらうことを目的に、必ず自社で就職前のアルバイトを勧めています。就職前の若者にとって「自分が働く会社で夢や展望が持てるか」ということがとても大切であり、早い時期からイエローハットの社風を感じとってもらうために実施しているそうです。
 現在、大企業の雇用状況が厳しさを増す中、地域の雇用を支える中小企業への期待は高まっています。これまでの同友会の求人活動は、社会情勢に左右されることなく、学校と企業が「共に人を育てる」と考え、共同求人活動を行ってきました。最近の学生の傾向として、自分が「どんな仕事をしたいのか?」仕事に対するイメージが湧かないため、ますます大企業に対する志向が強くなっており、伊藤代表は「このような時こそ中小企業で働くことの魅力を伝え、企業の目指すべき方向性を訴えていく必要があるのではないか?常に心の通い合う経営を追求している同友会会員企業をよろしくお願い致します。」と共同求人活動における新卒採用の必要性とその意義について、強く訴えていただきました。

下記に学校側就職担当者から、参加した感想と意見を抜粋してお届けします。

・学生が自ら行動をしてもらうように、学校でもインターンシップや学内ガイダンス等などのいろいろな仕掛けをしている。今回の懇談会に参加して、地元の中小企業と一緒に手を結んで取り組んでいきたいと思った。
・地元経営者の方々の素晴らしい考え方、熱き心に触れ感動しました。地元指向の学生が多数おりますので、ぜひ求人をいただきたいと思います。
・事例報告からは現場の生の話を聞くことができ大変参考になりました。グループ討論の進行も参加者それぞれからさまざまな事例を引き出してくれて、大変有意義でした。大変レベルの高い会だと思います。合同企業説明会に多くの学生を出席させるよう働きかけをしようと思います。
・中小企業の「理念を語りかけることの大切さ」を改めて痛感しました。

このような地元学校関係者の中小企業に対する真の理解とつながりを今後とも大事に、そしてこの活動を県内各地へ尚一層の広がりをもたせることができますよう採用の有無にかかわらず少しでも多くの会員各位のご協力をお願いしたいと思います。

今月の内容

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