No.212(2009年3月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
〒981−3133 仙台市泉区泉中央2−11−1 リバースビル302
TEL(022)218-2571 FAX(022)218-2575
E-mail miyagi@m-doyu.gr.jp
【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

くらしの不安に希望の光を!
金融危機に対する緊急要望、「署名活動」報告
〜県内外から 32,000 筆を超える署名が集まりました〜

 2008経営研究集会にて決議された「金融危機に対する緊急要望」の実現のため、少しでも多くの賛同者の声を国会へ届けようと、昨年の12月に引き続き1月17日、2月7日(土)の両日、延べ60名の会員により街頭署名が青葉区中央通にて行われました。
 署名活動と前後して、次々と発表される大企業の派遣・契約社員の全国各地でのリストラや大幅な赤字決算が報道される中、昨年10月末に中小企業向けに政府が打ち出した「緊急保証制度」に対し、宮城同友会では全会員企業を対象にアンケート調査を実施しました。
 その調査結果では、融資申し込みを行ったものの不況業種というだけで融資を断られたり、希望金額よりも大幅な減額回答となり融資を断念したケースも見受けられたほか、「これ以上の融資は無理だろう」と独自で判断し、申込を断念したケースも見られています。
 中小企業庁が“画期的な改善”といっている「金融検査マニュアル」の11月7日の改訂についても、我々の要望に僅かに近づいたものの、融資の現場では「正常先」以外の企業は追加融資を受けられないという実態が浮き彫りになっています。
 我々の「緊急要望」は企業経営者であれば、異論を唱える余地は無く、誰しもが実現を望む内容であると確信しています。この「緊急要望」が実現した折には、多くの中小企業の企業体質の強化が大幅に進むことが期待されます。金融機関による貸し渋り、貸し剥がしをなくし、全国各地の雇用を守っている多くの中小企業が少しでも元気になることが、これからの日本経済を支えることにつながります。宮城発のこの決議を今回の署名と共に衆・参両議院に届け、「緊急要望」が一日でも早く実現するよう、強く訴えかけて参ります。
 会員各位をはじめ、この署名活動に賛同、ご協力を頂きました関係各位の皆様に、改めて御礼を申しあげますとともに、5万筆達成に向けてさらなるご協力をお願いいたしたいと存じます。
 署名活動を契機に同友会の輪をさらに広げて行きましょう!

バックナンバー一覧に戻る