生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる
〜同友会運動を地域の隅々まで広げ、真の“連帯”の力を生み出そう〜
2009年、明けましておめでとうございます。
2008年を振り返ると、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機を始め、「食」の安心安全・偽装に関わる問題や、高齢者や子育てに関する医療・福祉の問題などが数多く噴出した一年でした。また、「人や地域社会との関係の希薄さ」を象徴する目を覆いたくなるような事件も相次ぎました。
そんな中、宮城同友会においては「積み上げてきた運動」と「新たな挑戦」が多くの成果を生み出しました。3月には「第38回中小企業問題全国研究集会」の開催県として、全国から1,335名の仲間を迎えました。また、11月の「経営研究集会」には史上初の500名を超える参加者が集まり、自社の経営課題に沿って真剣に学びあいました。懇親会の場では「金融危機に対する緊急要望」を採択し、約3週間で2万名を超える署名(街頭署名でも約1,000名が署名)を集めました。さらに、12月12日には「各政党の中小企業政策を聴く会」を開催し、400名を動員。参加した県議の間で「中小企業振興基本条例」(仮)の制定に向けて努力することが合意されました。その後、行政や金融、他団体やマスコミからの問い合わせも増えてきており、同友会への社会的な関心も高まってきています。
2009年は、よい会社づくりを基盤とした「新たな暮らしの共同体づくり」を地域のなかで力強く推進するとともに、それを担う自社と地域のリーダーを宮城同友会の5つの柱(「例会」「経営指針の成文化」「社員共育活動」「共同求人活動」「同友会大学」)の総合的実践で、一人でも多く生み出していきましょう。そして、その取り組みを自信と誇りを持って広く地域に発信していきましょう。
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