(有)ひだまり介護との出会い
高校時代、 私は吹奏楽部に所属し、 老人施設などで演奏会のボランティア活動をしていました。 祖父母と同居していなかったので、 その経験は新鮮なものでした。
「早く家を出て働きたい」 と思っていましたが、 特にしたいことはありませんでした。 そんななか、 友達から 「ホームヘルパー」 について教えてもらい、 「いち早く仕事につながるだろう」 と福祉専門学校に進学して介護福祉士の資格を取りました。 真面目に勉強し、 ボランティア活動なども積極的に取り組むうちに、 「将来は福祉関係の仕事に就こう」 と思うようになりました。
今の会社を知ったのは、 学生の時に 「登録ヘルパー」 の求人広告を見たのがきっかけです。 入社までの約2年間、 アルバイトでヘルパーの仕事を続けました。 当時、 社長や社員の方とは直接関わることがほとんどなく、 会社のイメージもよく分からないまま働いていました。
実は、 就職活動時に老人介護施設の採用試験を受けて落ちてしまったことがあります。 「どうしようかな」 と悩んでいる時に、 タイミングよく副所長から 「就職決まった?」 と電話をいただき、 「まだです」 と答えると社長と会う機会をつくってくれました。 その後、 社長から 「今度 『児童デイサービス』 という新事業を立ち上げてみようと思うんだけど、 社員として担当しない?」 と誘っていただき、 喜んで 「やります!」 と言って入社しました。
入社しての第一印象は 「すごく忙しそう!」 という感じでした。 当時、 社員は4名で、 それぞれがシフトで動いているので会う機会がほとんどありません。 ヘルパーの仕事と並行してパートさんの給与計算なども任せられ、 「入社1年目の私がやっていいの?私にはまだ早いんじゃないの?」 と不安に思いました。 やる気いっぱいで入ったのに 「仕事をやらされている感じ」 がして苦しくなりました。 しかし、 「任されたからには最後まできちんとやろう」 と思い、 苦労しながらもやり続け、 だんだん要領をつかみ、 スムーズに仕事を進められるようになりました。
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