No.191(2007年6月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

第34回定時総会

開会挨拶
佐藤隆雄代表理事

 佐藤代表理事の挨拶に引き続き、 来賓でご出席いただいた村井嘉浩宮城県知事代理の佐々木和好宮城県経済産業商工部商工経営支援課長から、 「貴会が地域経済の担い手である中小企業の経営者団体として、 例会の活性化をはじめ、 社員共育活動や共同求人活動などの5つの柱の総合的実践に取り組まれることを通じて、 地域経済の発展と人材の確保と育成に重要な役割を果たされておりますことに心から感謝申し上げます。 地域による格差の問題が深刻になるなかで、 県におきましては 『生まれてよかった、 育ってよかった、 住んでよかった』 と思える宮城県を構築していくために 『宮城の将来ビジョン』 を策定いたしました。 また、 県政運営の理念に 『富県共創!活力とやすらぎの邦づくり』 を掲げ、 皆様との連携、 協同のもとに、 進んでまいります。 このビジョンの実現には産業を振興し、 しっかりとした経済基盤を築くことが前提になります。 貴会におかれましては地域活力の源泉である中小企業の経営者団体として、 地域の中小企業から真に豊かな宮城が実感できるようご活躍されることを心からご期待申し上げます」 との期待を込めたことばをいただきました。

「参加してよかった」 と思える例会づくりを基本に

2007年度活動方針提案
鍋島孝敏全研実行委員長

 総会議事に移り、 議長団には平野勝洋氏 ((有)ひらの)、 佐藤全氏 ((株)ヴィ・クルー) の二人が選出されました
 第1号議案【2006年度活動報告】・第3号議案【2007年度活動方針】の提案を 「第38回全研」 実行委員長を務める鍋島孝敏氏 (日東イシダ(株)) が行いました。
  「昨年度の活動の中心は各支部地区で始まった 『例会の改善運動』 でした。 報告者を問題提起者と位置づけた打ち合わせのなかで、 自社の経営課題と重ね合わせながら真剣なかかわりあいをした役員がグループ長としての役割を果たすと同時に、 『この感動を伝えたい』 と企業訪問などで参加を呼びかけるという取り組みが広がりました。
 そのような各支部地区における運動の集大成として行われたのが昨年11月の 『経営研究集会』 です。 初めての試みとして専門委員会・部会 (タテ組織) が分科会の企画運営、 各支部地区 (ヨコ組織) は組織を受け持つという連携で、 分科会報告者と何度も打ち合わせを重ね、 当日は質・量ともに高い成果をあげました。 さらに、 当日は行政や金融機関、 学校からも10数名の方々にグループ討論までご参加いただき、 『経営者の目が輝いている』 『徹底して学ぶ元気な会だ!』 という高い評価をいただきました。
 また、 10月に盛岡で行われた中同協主催 『役員研修会』 に宮城からも多数参加し、 参加した若手会員のなかから 『宮城同友会の21世紀ビジョンが欲しい』 という声が起こり、 『宮城ビジョン2010の会』 が発足しました。 私たちの会社づくりと地域づくりを一体として、 企業・地域・宮城同友会のビジョンの検討が始まっています。 今こそもう一度 『なぜ同友会が必要なのか?』 『なぜ同友会にいるのか?』 『なぜ同友会で学ぶのか?』 という存在価値に自信と確信を持って前進していきましょう。」 と2006年度活動を報告しました。

支部地区の力を結集し 「第38回全研」 を成功させよう!

 2007年度の活動方針として、 「『中小企業の元気がもうひとつの日本をつくる〜幸せの見える社会づくり〜』 を 『第38回全研』 および2007年度宮城同友会活動スローガンに掲げました。 実行委員長として敢えて申し上げたいのは、 この 『全研』 をゴールでなく、 あくまでみなさんの各支部地区における例会の改善運動や 『誰も知らない会員を一人もつくらない』 を合言葉に行っているお茶のみ訪問などの日常の活動などを見直し、 深めるきっかけにしていただきたいということです。 そして、 そのような例会の改善運動のなかで、 『全研』 当日には宮城から150グループの討論を担うグループ長を育成して望みたいと考えています。 ただし、 このグループ長というのは同友会の活動のためにやるのではありません。 考えてみればわれわれ経営者は、 毎日会社のなかでグループ長をやっているようなものだと思います。 ですから、 すべての会員がグループ長をできるようになるのが最終目標です。
 われわれ中小企業が主体となって明日の宮城、 東北、 日本を草の根から創り変える当てになる存在になることは、 歴史上初めてのことです。
 宮城同友会として10年後、 対企業組織率10%をめざすにあたって、 早急に対企業組織率5%を実現しましょう」 と提案しました。
 続いて、 第2号議案【2006年度決算報告】・第4号議案【2007年度予算案】を青木正氏 (税理士法人青木 & パートナーズ) ・【監査報告】を小村孝氏 ((株)アートプロフィール) ・森照雄氏 (太陽建物(株)) から、 第5号議案【新役員案】を役員選考委員長の及川明氏 ((株)アクトジャパン) が提起、 すべての議案が満場一致で採択されました。
 代表理事4人によるパネルディスカッション (次ページより骨子を抜粋して紹介) 後に行われた懇親パーティーにはご来賓いただいた熊川康弘仙台市経済局次長、 伊藤均仙台商工会議所商工観光部長より、 同友会に寄せられる熱い期待をご祝辞としていただきました。

今月の内容

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