No.201(2008年4月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
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発行日/毎月1日発行

2008 就職懇談会 「新卒採用で社風と社内体制を確立」

誰もが安心して暮らせる宮城をつくる 「旗」 をふる人に

潟<Kネセンター (弐萬圓堂) 本部長 梅津克己氏

 2月14日 (木) ホテル白萩を会場に、 第3回就職懇談会が開催され、 大学・専門学校から12校15名、 企業から22社が参加しました。
 企業からの事例報告は潟<Kネセンター (弐萬圓堂) 本部長 梅津克己氏から 「新卒採用の継続で会社が変わる」 をテーマに、 共同求人活動を通して新卒採用を継続し、 学生を迎え入れる体制をつくりながら会社を成長させてきた報告をしていただきました。


 昭和51年に潟<Kネセンターとして会社を設立し、 平成 5 年には弐萬圓堂という新しい価格帯の眼鏡販売店として展開し、 おかげさまでお客様から絶大な評価をいただいています。 店舗数は沖縄から北海道まで226店舗、 従業員数は1150名です。 弐萬圓堂が求人活動を開始したのは宮城同友会が共同求人活動を開始した15年前からです。 当時は全く知名度もなく学校訪問をしても反応がなく、 「有名な会社じゃないと学校の生徒さんを紹介してくれないのかな」 と思ったこともありました。 しかしここで気づいたのが企業の組織や仕組づくりが大切であり、 自社の基盤づくりをしないと学生を迎えいれることはできないということです。
 そこでまず取り組んだことが就業規則や教育システムを徹底し学生を迎え入れる環境づくりです。 特に自社を見直すいい機会だったのが、 合同企業説明会です。 学生というのは会社の説明を聞くとき時に必ずと言っていいほどどういったシステムで教育をしていて、 どういった資格が必要なの?と当たり前のことながら大切なことを聞かれます。 そのひとつひとつの当たり前のことを一人ひとりが当たり前のように答えられるようになれば会社の基盤づくりも出来てくると考えたからです。 社内ではオプチストという名前の経験年数によっての受験制度を設けました。 この試験は 「経営方針、 販売、 接客、 加工技術、 メガネの調整、 自己啓発、 専門知識、 商品知識、 自己啓発、 身だしなみ」 といった所をしっかりと各級に分けて進級させていきます。 今現在、 仙台市内の11店舗で新卒で採用して管理者になっている人が7名いて活躍してくれています。
 そして社内でもう一つ大切にしていることが 「社風づくり」 です。 日常でもいろいろな考え方や対話の中でいろいろな事がありますが、 私どもの会社の社風は 「まずやってみよう」 ということと 「競争、 協力、 連帯」 ということです。 どんな時でも、 嬉しい時も辛い時も共有し、 まずはやってみる。 これを全て共有させるように徹底しています。 こういう共通の言葉を話せるようになったことが一つの会社づくりにつながっていると思います。
 15年前から始めた新卒求人でここまで残って育って一人ひとりが一所懸命働いている姿を見ると逞しくなっているという事を感じて共同求人活動に参加して本当によかったなと思っています。

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