No.201(2008年4月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

第38回中小企業問題全国研究集会を終えて

誰もが安心して暮らせる宮城をつくる 「旗」 をふる人に

全研実行委員長 鍋島 孝敏


 地元宮城から463名・全国から874名の合計1337名の同友を集めて開催された第38回全研は、 宮城同友会の皆様の素晴らしいチームワークで成功裏に終える事ができました。 当日は、 仙台空港・駅の出迎え/ホテル玄関・ロビーでの歓迎/全体会・基調講演/分科会会場への移動・案内/室長の運営による18の分科会/懇親会/二日目のグループ討論・発表/再度の全体会・記念講演/物産展/見送り/気仙沼への懇親旅行まで、 宮城からの参加者全員が実行委員として一人一役を担って精一杯のおもてなしの心を発揮して頂きました。 想定外のことも多々起こりましたが、 それぞれの場面で会員の皆さんが臨機応変に対応された話を聞くと、 お一人おひとりの力と会の総合力の両面を感じます。 改めて、 この誌面を借りまして関わって頂いたすべての方々に心より御礼を申し上げます。 本当にありがとうございます。
 顧みれば、 昨年の2月に 「全研を宮城で開催する意義と呼び掛け」 を行い実行委員会を本格的に稼動し始めましたが、 その初心は 「もう一つの日本、 もう一つの地域のあるべき姿を提案し、 中小企業こそ雇用を守り仕事をつくる地域の担い手である事を示す絶好のチャンスとしてとらえ、 誰もが安心して暮らせる宮城を目指そう。 それに取り組む中小企業家の姿を人々に発信する場がこの全研であり、 “自ら旗を振る人”になって会社づくりと地域づくりを両輪として推進しよう。」 というものでした。
 まさに、 この初心を具体的な形にしたかのような二日間だったのではないでしょうか。 宮城同友会では、 この一年間 「例会づくり」 特に事前準備を含めた段取りの重要性を各支部地区の統一方針として深めながら全研の準備を進めて来ましたが、 その集大成として赤石中同協相談役の基調講演があり、 18の分科会での学びがあり、 最後の感動的な畠山氏の記念講演へとつながりました。
  「終わり良ければすべて良し」 から 「終わり良ければ始まり良し」 へとつなぐためにも、 今回の成果を活かし今後の宮城同友会の各支部地区・委員会・部会や各企業が 「よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪として」 高い質と量の運動に自信を持って臨もうではありませんか。 その時に、 全研で使用したガイドブックにある10頁と11頁の表がこれからの我々の指針として大いに役立つでしょう (赤石相談役の著書 『幸せの見える社会づくり』 では23頁・31頁)。 そして、 これを契機に何とか我が宮城県および各市町村においても 「中小企業振興基本条例」 の制定運動を始めたいものです。
 もう一つの目標であった宮城同友会の組織を質・量ともに強化するという部分では積み残した課題もありますが、 今回感じた仲間の有難さ・連帯の強さ・宮城の底力に確信を持って、 新たなスタートを切りましょう。

今月の内容

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