読み直すことで原点に戻ることができる一冊
会社を経営するということの意味をよく理解もせずに代表者となり、 同友会の中で今まで思い考えもしなかったことを問われ、 ここ何年かは自分自身の不甲斐なさを思い知らされてきた日々でした。 その中で特に思うことは会社を経営するということはつくづく人の力なのだと思うようになってきました。 当たり前のことではありますが、 当たり前のことが当たり前のこととしてできない自分が居たことは事実でした。
社員と経営者の関係はまるで子どもと親の関係のように思われます。 社員の成長によりさらに経営者が成長し、 経営者が成長することによって社員がさらに成長するという相互関係が、 たとえ時間はかかっても会社を継続・発展させる唯一の道ではないかと思います。
「共に育つ PartV」 は正にその社員と経営者の相互関係をどうするかという部分で多くのヒントが述べられています。 なかなか一度で理解することは難しい部分がありますが、 時を少し置いてから読み直すとまた新たな発見がある奥の深い書籍だと思いました。 実践をして検証をする時、 もう一度読み直すことで原点に戻ることができる一冊だと思います。 (推薦者;(株)新東設備工業 社長 鈴木史郎)
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