「こういう混迷の時代だからこそベクトル合わせで連帯し、 勇気づけあいながら打開しよう。 固有の価値をそれぞれに生み出し、 価格競争から脱却しよう」、 労使が一致団結するのに必要なのは強固な信頼関係です。 そのためには社会性と人間性に裏打ちされた科学性を確立して経営指針として成文化することはもちろん大切ですが、 それを実践する姿を経営者自らが社員に示すという姿勢も求められます。
『創る会』 第一講は、 事業定義を明確にする準備がほとんどの受講生にないところから始まりました。 「何のために経営をしているのか」 「どんな会社にしたいのか」 「あなたの会社は何を売っているのか」 「社員をどう見ているのか、 どう位置づけているか」 などを考えるときにどうしても世間一般的な結論にしか辿りつけず、 行き詰まってしまう様子も見られました。 それぞれの現状、 また歴史から生まれた独自の特徴が一社一社にあるはずですが、 それもなかなか発見できずに数ヶ月が経過します。 そういう中でちょっとしたことに気づいて変え始めた受講生が生まれ始め、 最終的には全員が何らかの変化を見せました。 全ての企業が、 方針に自社の発展と地域や業界の再生をつなげているのも特長です。
自社の経営指針を発表した受講生に、 菊地肇経営労働委員長が激励の言葉を贈りました。 「受講生が支え合い、 全員そろって修了発表会を迎えられたのは本当に良かった。 この支え合いを会社でも生かしてください。 そして発表した熱い思いを具体的に実践に移し、 成果を出してください。
また皆さんには3つのことをお願いいたします。 @経営指針を毎年、 継続して創り続けること。 A来期以降には助言者として必ず参加すること。 B学んで良い会社をつくる仲間を増やし、 良い地域づくりにもつなげること。 そうして受講生同士、 地区内の仲間同士で切磋琢磨しながらさらなる良い会社をつくっていきましょう。」
『創る会』 第18期生からの寄稿をご紹介いたします。 どんな受講期間の半年を過ごし、 今後はどんな展開をしていく決意をしたのかを感じ取ってください。 第18期 『創る会』 受講の皆さんのご健闘をお祈りいたします!
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