はじめに
1957年創立当時、 東京一ヶ所だけで会員70名ほどだった同友会は、 今日全国47都道府県すべてに展開し、 会員総数3万9千名を誇る押しも押されもせぬ民間の経営者団体に発展してきました。 各中小企業団体の会員数が著しく減少し、 解散せざるを得ない状況に追い込まれていたり、 会員数が激減して将来どう活動していけばよいか分からないというような団体が圧倒的に多かったりするなかで、 私が各地同友会の会合に参加して感じるのは、 必ず地方自治体の知事や市長、 信用金庫などの金融機関の方が来賓し、 みなさん一様に 「活力溢れる素晴らしい中小企業団体だ!」 「地域社会を活性化して豊かにする活動だ!」 とおっしゃることです。 全体とすれば厳しい時代に置かれているなかで、 中小企業家同友会は本当に活力のある団体だと感じているわけです。 なぜ同友会は活力に溢れているのでしょうか?それは、 創立以来 「自主・民主・連帯の精神」 「よい会社をつくろう・よい経営者になろう・よい経営環境をつくろう」 「国民や地域とともに歩む中小企業をめざす」 という理念を各地の同友会がしっかりと守って活動してきた成果だと思います。
|