No.192(2007年7月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
〒981−3133 仙台市泉区泉中央2−11−1 リバースビル302
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【同友会3つの目的】
●よい会社をつくろう。
●よい経営者になろう。
●よい経営環境をつくろう。
発行日/毎月1日発行

各支部・地区で総会開催される
 〜 2007 年度本格始動 !! 〜

仙台支部は6地区が一堂に会しました

青葉地区   〜わが社のビジョンを描き、 会社が良くなったという実践を〜

 今年度スローガンは【わが社のビジョンを打ち立て、 共に前進しよう!】。 「苦しい時代だからこそ自社のビジョン (構想・展望) を描き前進していこう」。 「どんなに小さくても、 遠くても、 描くところから始めていこう」。 数ヶ月間の運営委員会の中で真剣に討議を重ねてきました。 自分たちで決めたものだからこそ必ず実践していこう!と@例会・A運営委員会・Bお茶飲み訪問のあらゆる場で 「ビジョン」 についての語り合いが始まっています。 青葉地区全会員が 「わが社のビジョン」 を描き、 「会社が良くなった」 といえる実践を積み重ね、 より多くの方が参加できる青葉地区会を目指し新年度がスタートしました 。

宮城野地区   〜悩みを語り合い、 感動を生み出し、 共有する〜

 今年度は【元気な宮城野は我らがつくる、 一人ひとりが撹拌機 (かくはんき) !】がスローガン。 方針の骨格は、 @お茶のみ訪問で会員の現状をしっかりつかむ。 A地区内の会員の体験談をもとに、 自分の課題を探り出す。 Bスケジュールの先行管理、 スピードとタイムリーを大切にする。 C決めたことを一年間、 徹底して実行する。 これらを通して、 地区内のより一層深い交流を図り 「誰も知らない会員を一人も作らない」 「悩みを語り合える、 感動を生み出し・共有する宮城野地区」 をめざします。 月例会を充実させ、 10月の経営研究集会・3月の全研という2つの大きな行事を生かして、 一年後の宮城野地区を大きく飛躍させようという、 力強い総会が行われました。

若林地区   〜手づくりの学びあいの場を新しい仲間へと発信〜

 今年度スローガンは【会員一人ひとりが主役となり 『学びの辞書』 を充実させよう!〜よい会社づくりと地域づくりを共に前進させよう〜】。 昨年度は地区内から報告者を選出し、 何度も打ち合わせを重ね地区内の仲間から学んできました。 そこで学んだことは@身近な経営体験への感動、 A例会づくりの参加が自社を見直すことが出来る、 B報告者自身が一番学べる、 ということでした。 2007年度は更に地区内の仲間に発信し、 「手づくりの学び合いの場」 を自信を持って新しい仲間へと発信していきます。

太白地区   〜みんなで元気な企業になろう〜

 今年のスローガンは、【地域の課題 (たから) を聞く・観る・学ぶ!!】。 「知らない会員を一人もつくらない」 をテーマとして、 運営委員会を中心とした 「お茶のみ訪問」 を行っています。 運営委員の中には 「会社の課題を仲間経営者との対話の中からヒントを得た」 という方もおられ、 「相手の話を聞くということを大前提に、 相手に寄り添って話を聞く」 ことを、 お茶のみ訪問では大切にしています。 一人ひとりの経営体験はまさに辞書の1ページです。 「みんなで元気な企業になろう」 との声がけで太白地区の会員さんを運営委員が訪問していますので訪問の際はぜひ話を聞かせてください!!

泉地区   〜常に新鮮な感動と気づきを〜

 【知りあい、 学びあい、 かかわりあいの輪を広げ、 自社を変え、 地域を変え、 宮城を変えよう!】をスローガンに、 「例会活性化方針」 と 「地区会づくり方針」 の2つの基本方針のもとに、 常に新鮮な感動と気づきのある例会づくりと、 知らない会員が一人もいない地区会づくりを進めていきます。 会員相互理解を深めながら、 自社と地域、 そして宮城の変革をリードする気概で、 今年度の活動を盛り上げていきます。

千賀ノ浦地区   〜会社と地域を共に元気に!〜

 仙台支部の一員として地区会に加わった千賀ノ浦地区は、 仙台5地区と同日に総会を開催。 武藤正昭新地区会長のもとで、【『一歩、 前へ!』 〜仲間とともに強い会社をつくろう!〜】をスローガンに今年こそ正念場と張り切っています。 地域がますます空洞化する中、 大型店問題も噴出しています。 その後に行われた仙台支部総会では田山顧問の 「人を生かす経営」 に学びながら、 まず会社を元気にし、 一緒に地域を元気にする主体者としての覚悟を固めあいました。 6月例会に向けて全ての会員への“お茶のみ訪問”を続けています。

石巻支部   〜ほとんどの理事が留任、 例会はシリーズでテーマを設定〜

 相野谷支部長、 赤間、 加藤、 堀内の各副支部長はじめほとんどの理事が留任し、 3人の新理事を加えていっそう強化されました。 新方針は、 3ヶ月ごとにテーマを区切り、 それについて深めます。 第一のテーマは、 「経営者の仕事とは?」 で、 第1回は総会当日、 成瀬廣税理士事務所の成瀬廣氏 (太白地区) を迎え、 「財務体質の強化を図る―元気な会社の決算書はここが違う」 としてバランスシートのとらえ方を学びました。 本業で利益を出し、 情報の開示・共有とキャッシュフロー重視の経営で自己資本を高める大切さ、 財務の現状把握はスピードが命であることを改めて認識しました。 6月例会は、 「経営者の仕事A」 として、 石巻支部会員の(株)鈴久商店リサイクルの鈴木社長が 「経営者の誠実に生きる姿勢が会社の危機を乗り越える」 と題して報告します。

岩沼亘理地区   〜地域のリーディングカンパニーをめざそう〜

地区会長から新会員へのバッジ贈呈

 今年度スローガンは 「めざそう! 地域のリーディングカンパニー」。 ■強くしなやかな会社づくりを、 自社から率先して進めよう。 ■人づくりを経営の根幹にすえよう。 ■学ぶ仲間を増やし、 会員間の連帯、 連携を図ろう。 の3つを方針の中核に据えて活動。 具体的には、 @ 結果に言い訳せず経営責任を全うする A どんな会社をつくろうとしているのか?を明確にする B 社員を最も信頼し得るパートナーと位置づけ、 関わる C 地域からあてにされる会社をつくる ことをめざすという方針が提起され、 採択されました。 総会後は 「任せるとは、 社長と社員の信頼関係づくり」 をテーマに、 (株)オプス・社長・菅原俊樹氏を報告者として迎え、 「経営者の経営責任とは、 情勢変化をとらえ、 社員を育て、 より社会に貢献できる会社をつくること。 自社の会社を現状認識し、 分析し、 強みを発見して生かすこと。 それを社員と共有すること。 自分の会社には必ず強みがあります、 それを武器にしてこの不透明な時代を一緒に乗り切りましょう」 「大きな経営責任があるからこそ、 経営者人生は素晴らしいのではないでしょうか」 と語り、 新年度を迎える岩沼亘理地区会員を勇気づける総会となりました。

白石蔵王地区   〜地域内連携を図って感動ある例会づくりを〜

 2007年度スローガンは【地域資源を掘り起こし、 衣・食・住における仕事づくり・仲間づくり〜】です。 引き続き開催された例会では、 「仕事をとおして地域の環をひろげる蔵王フードの取り組み」 をテーマに(有)アトリエデリスの佐々木文彦社長が報告。 「地産地消は自分の商売だけ考えるのではなく、 農家を育て一緒に取り組むことが大切。 義理人情だけではなく、 各社の自社努力でつながるのが真の仲間である」 と述べました。 佐々木氏の報告を受け、 「自社にとっての地域はどこか?良い会社づくりと地域づくりはどこでつながっているか」 をテーマにグループ討論を実施。 討論では 「自分の足元を固める必要がある」 「地域における自分の会社の位置を知らなければならない」 などの意見が交わされました。 現在、 役員が中心となって全地区会員に会おうと 「お茶のみ訪問」 を実施中。 毎月の例会を感動あるものにしようと金融機関や学校なども巻き込みながら、 地域内での連携を図っていきます。

県北支部   〜新支部長、 「応援するよ」 の声に励まされ〜

 県北支部は、 新支部長となった(株)国本・社長の引地好男氏の下で活発に動き出しています。【知りあい・学びあい・かかわりあいの輪を広げよう!】をスローガンに掲げ、 引地支部長は会員を回る“お茶のみ訪問”活動から始めました。 「引地さん、 応援するよ」 「わざわざ来てくれてありがとう」 という会員の方々からの温かい声に励まされながら、 「参加する人が気軽に話せる例会」 にしたいと、 4月例会は車座風の例会から始まりました。 支部長自ら座長を務めながら、 話しやすい雰囲気の例会運営はすこぶる好評!4月例会では、 今後語り合いたい9つのテーマが出され、 6月例会はその一つとして 「利益はお客様からの感謝料」 をテーマに、 古川カヤバ管財(株)中鉢社長の問題提起をもとに語り合います。

栗原登米地区   〜地域の資源を掘り起こし、 地域の将来を描こう〜

 昨年度を振り返り、【知りあい、 学びあい、 かかわりあいの輪を広げ、 自社を変え、地域を変え、 宮城を変えよう!】をスローガンに掲げました。 今年度は 「例会活性化方針」 と 「地区会づくり方針」 を基本に、 新たに 「栗原登米地域の未来を語る会」 を発足。 (有)もちっ小屋でん・社長の狩野千萬男氏を会長に、 地域資源を掘り起こし、 将来の栗原登米地域のグランドデザインを描く活動を展開します。 会内外問わず、 キラッと光る取り組みをしている企業への訪問、 訪問先の企業経営者を交えての振りかえり学習会の開催などを予定。 総会終了後は(有)パレット・社長の高橋寛氏より 「わが社において同友会の学びをどう生かすか?」 の問題提起を受け、 3グループに分かれての 「グループ長研修会」 を実施。 「グループ長は初めての経験。 今後の同友会での学び方、 話を聴いたり伝えたりする視点が変わった」 「同友会の学びの本質を知り、 企業経営の本質も少し気づいた。 さっそく実践する!」 などの感想が出されました。 栗原登米地区は、 宮城における 「中小企業 (地域) 振興条例」 「中小企業憲章」 学習・制定運動をリードする地域を目指します!

気仙沼本吉支部   〜第38回全研 in 宮城へ向け、 元気とエネルギーを発信!〜

グループ長研修では充実した討議ができました

 昨年度の活動を振り返り、 今年度は【学び!実践!自社を変え、 地域を変え、 宮城を変えよう!】をスローガンに掲げました。 特に今年度は 「例会活性化方針」 「支部づくり方針」 を実践していくために、 昨年度から取り組んでいる5つの委員会の活動を充実させます。 「毎月の例会の企画・運営・打ちあわせ」 「お茶飲み訪問・ゲスト運動」 「内容の濃いグループ討論づくり」 を委員会がリードしていきます。 総会終了後は 「グループ長研修会」 を開催。 (株)八木澤商店・専務の河野通洋氏から 「私と同友会」 をテーマにしたミニ報告を受け、 「あなたの考える“よい会社”とはどんな会社か?」 をテーマにグループ討論を行いました。 「初めてグループ長を経験しました。 今後もチャンスがあればどんどん挑戦したい」 「いつもより中味の濃い討論ができました。 テーマを深める難しさとおもしろさを実感しました」 など感想が出されました。 来年の 「第38回全研 in 宮城」 へ向けて、 元気とエネルギーを発信します!

南三陸支部   〜故郷を未来まで輝く地域に〜

 2007年度は【学び!実践!自社を変え、 地域を変え、 宮城を変えよう!】をスローガンに掲げました。 総会では阿部隆支部長が 「この南三陸地域において、 対企業組織率15%の当支部が担う役割と寄せられる期待はますます大きくなっています。 例会づくりと支部づくりを基本に、 この故郷を未来まで輝く地域にしていきましょう」 と述べました。 その後、 総会を記念してグルメライフ販売(株)・社長の菊地肇氏が 「地域の人々から愛され必要とされる店づくり」 をテーマに報告。 参加者からは 「同友会で学んだ経営指針についてもう一度しっかり検証し、 実践していきたい」 「地域の現状は厳しいが、 菊地社長のように夢・ビジョンを社員と描いて前進することが大切だと思った」 などの意見が出されました。

今月の内容

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