No.190(2007年5月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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【同友会3つの目的】
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発行日/毎月1日発行

合同入社式 〜自分の人生は自分でつくる〜

 新入社員一人ひとりが紹介されたあと、 (有)ひだまり介護 二階堂真弓さん、 (株)伊藤工務店 我妻哲弥さんから新入社員の皆さんへ激励の言葉が贈られました。 二人とも入社2年目、 昨年は新入社員として同じ場に参加しています。
  「忙しい中で自分のことしか考えられなくなったり、 コミュニケーション不足が原因で社内がまとまらなくなったとき、 一人ひとりが本音で話し合うこと、 私たちのサービスを待っている人がいるという共通の思いを確認しながら進んできました。 その中で仕事は一人ではできないこと、 一番年下だから遠慮するのではなく、 人と正面から向き合い、 自分の考えをきちんと伝えて周りの人と協力していくことが大切なことだと学びました。 最近、 社長が“二階堂さん、 いい顔になってきたね!”と言ってくれました。 もっと自分らしさを出して楽しく仕事をしていきたいです。」 (二階堂さん)

  「中学時代に経験した職場体験で建築の仕事に就きたいと思いました。 早起き、 夏の暑さ、 予想以上に厳しい仕事、 業務と資格の勉強との両立。 やっているときは辛いなぁと思うのですが、 後になってみるとお金をいただきながら勉強していると感じます。 自分のような新米より先輩が工事するほうがお客様は安心するのではないかと、 自信を持てないこともありました。 しかし完成した家を見てお客様が喜んでくださると、 自分も関われて良かったなと思います。」 (我妻さん)
 新入社員を代表してマルチプライ(株) 関本賢太さんが 「これまで、 私たちは家族をはじめ多くの人に支えられてきました。 その方々への感謝の気持ちを忘れず、 自分で考え、 すべての行動に責任を持ち、 一日でも早く一人前の社会人となれるよう、 何事も積極的に取り組んでいきます。」 と力強く決意表明をしました。

 記念講演は、 (株)サン・ベンディング東北部長 伊藤顕氏が 「これからが人生の本番」 というテーマで講演しました。
 「私どもの会社は自動販売機を通した清涼飲料水の販売です。 入社した頃、 社長は“みんなで良い会社にしたい。 この仕事を通して会社を存続させ、 働く社員の生活を豊かにし、 仙台を豊かにするんだ”という話をしてくれました。 そのときの社長の目がとても輝いて綺麗だったんですね。 その目の輝きに触れて“自分は何がしたいのだろうか?”を初めて考えました。 よく考えると仕事で興味を持っているのは自分の収入、 自分のことだけでした。
 “はたして自分はこの仕事が好きなのか?” “この仕事は自分一人だけでやれていることなのか?”自分の成果が目に見えるのは楽しい。 それは私の周りにいる人たちが、 私の仕事や生活を支えてくれているから実感できることだったのです。 同僚、 社長、 家族、 友人、 お客様、 この人たちは自分の人生のパートナーであることにも気づきました。

 夢をもって働く人=社長との出会いが、 給料のためでしかなかった仕事への私の意識を変えた。 仕事を通して社長がやりたいことと私のやりたいことは100%同じではないけれど、 自分の人生と仕事が重なり合っているところはある。 自分の意識で人生を豊かにすることはいくらでもできます。 “何のために働くのか?”、 一度しか体験できない自分の人生を大切に生きてください。」
 最後に日東イシダ(株) 社長 鍋島孝敏氏が閉会挨拶をし、 合同入社式を終了しました。

今月の内容

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