神戸での感動の学びから
人づくり、 企業づくり、 地域づくりを

 2月2日〜3日、 神戸市で 「第36回中小企業問題全国研究集会」 (中同協主催、 兵庫同友会設営) が開催され、 全国47同友会から1,450名が参加。
  宮城同友会からは、 10名が参加し、 “Fly away from KOBE (飛び立とう神戸から) ”のスローガンの下、 18の分科会と記念講演から学んできました。 参加者を代表し、 (株)国本・引地好男社長からご感想をいただきました。

「人間らしい生き方」 とは何かを実感、 全身が熱くなった!
                                (株)国本 代表取締役 引地 好男


  久しぶりに訪れた神戸、 バスの車窓から眺める街並みは、 あの大震災から11年、 見事に素晴らしい街へと復興を遂げていました。 この復興の驚きは、 その後、 研究集会会場での大きな感動となりました。 会場の神戸ポートピアホテルに入るやいなや、 大勢の兵庫同友会会員から歓迎の拍手と笑顔で出迎えられ、 全国から集まった同友の熱気に圧倒されました。 兵庫同友会のみなさんの熱意には、 本当に心を打たれました。
  今回、 私は 「資源循環型社会と循環型社会づくり」 をテーマとする第5分科会に参加いたしました。 沖縄の(株)トリム・新城博社長の報告は、 資源リサイクル・環境事業を営んでいる私には、 大変参考になる興味深いものでした。 廃ガラス瓶から新素材の製造に取り組む新城社長の報告の中で、 「私は、 ガラスに対して“無知”だったから、 ここまで出来ました。 “職人”としてだけだったら、 うまく行かなかったでしょう。」 という言葉は、 非常に印象に残りました。 また、 社員との関わりについては、 「育てること、 これは出会いなのです。 だから大切にするのです。」 とも述べていました。 改めて事業に対しても、 社員との関わりについても、 また新たな決意で取り組んでいこうと、 大いに勇気をいただきました。
  懇親パーティーでは、 全国から1,400名を超える参加者の情熱に感動し、 会場に響き渡る大太鼓の鼓動には、 全身を奮わされました。 久原和仁実行委員長が挨拶の中で、 震災から11年、 神戸市民が大きな苦悩との闘いの中で互いに手を取り、 心を一つにして、 今日まで復興を進めてきたこと、 そして全国の多くの方々の励ましと支援に対しての感謝の言葉を述べていらっしゃいました。 言葉では表現できないという大変な状況下での復興であったとのお話しには、 全身が熱くなりました。
  隣近所の住民同士の会話さえ無くなり、 人と人との心が通じ合うことが難しくなってきているこんな時代に、 手を取り合いながら生きる神戸市民の皆さんに、 本当に人間らしい生き方とは何かを教えられました。


■「みんなの気持ちが集まれば
小さい地域ほど希望がある」

 

■「社員の力が企業の力」

■『社長と幹部の仕事とは何か』

 

■企業と地域の魅力あるリーダーとなるために
■神戸での感動の学びから
人づくり、 企業づくり、 地域づくりを