『社長と幹部の仕事とは何か』

         
    
〜 生きることの幹部になるために・社員共育塾開講 〜


 経営者と幹部社員・幹部候補者が一緒に受講し、 @課題の本質をとらえ、 A自社の根本課題について経営者と幹部社員が視点を一致させ、 B課題へ挑戦する意思を確認しあうことを目的に昨年度からはじまった社員共育塾 (全6講)。 今年度は昨年の全4講から全6講にボリュームアップし21社84名 (昨年19社74名) の参加ではじまりました。
 
  第1講では、 宮城大学初代学長・野田一夫氏から 『会社とは何か?・会社は何を与えているか?』 について、 会社とは@生活の場を与えている。 A働く者に社会的地位を与えている。 B人間の持つ能力を社会化する職業を与えている。 C家庭以外の居場所である仲間がいる。 D人間的成長の場である。 特にこの5つ目を支えている会社が危機に強い会社だと述べました。
 
 第2講、 タカラ米穀(株)・専務・中川浩志氏からは、 激動の時代を生き残る会社の幹部に求められる要素として、 会社に誇りと責任を持って仕事に取り組むことに加え、 会社の発展の為にどう仕事を創造するかが求められる。 そして、 トップが幹部・社員を引っ張るのではなく、 幹部がどうトップを動かすかが重要と述べました。
  第3講では、 『あなたにとって生きがい・働きがい・仲間とは何か』 のテーマで2回の講義から、 現在の自身の課題、 自社の課題をグループ討論から振り返りました。
 第4講、 (株)メガネセンター・社長・福王進氏からは、 28人の分社社長を育てた競争・協力・連帯の自社の取り組みを述べました。 会社の中に驚きと喜びと感動を社長と幹部が一緒に見つける。 それが社員に夢を与え、 お客さんに驚きと喜びと感動を与えるのだと述べました。
  参加した幹部からは 『部下を育てたいと思っている。 しかし、 その前に自分自身の仕事の中に自分の意志があっただろうか』、 『自分の仕事の範囲をいつの間にか限定していた。 本当の幹部とは仕事の範囲を拡げ、 その中で自分の意志で仕事をする部下を育てていくことではないか』 など、 活発な意見が出されました。 生きることの幹部になるため、 経営者・幹部に何が求められるのかを残り2つの講座を通して更に深めていきます。
Topics

村井知事と代表理事が懇談

 2月15日 (水) 福王、 佐藤両代表理事をはじめ、 太田副代表理事、 原田政策委員長、 及川組織活性化委員長、 五十嵐社員共育委員長、 若松事務局長が県庁知事室を訪れ、 村井知事と懇談を行いました。 翌日から議会の開会という慌ただしい日程の中で時間を割いていただき、 この日の開催となったものです。 同友会が提唱する地域産業振興基本条例など理念法的な条例については意見の隔たりがありますが、 インターンシップや教職員の研修などに地元の企業を生かして下さいという申し入れには大変喜んでおられました。 村井知事とは今後も率直な話し合いを続けて参る予定です。



■「みんなの気持ちが集まれば
小さい地域ほど希望がある」

 

■「社員の力が企業の力」

■『社長と幹部の仕事とは何か』

 

■企業と地域の魅力あるリーダーとなるために
■神戸での感動の学びから
人づくり、 企業づくり、 地域づくりを