No.196(2007年11月号)

どうゆう みやぎ

宮城県中小企業家同友会
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発行日/毎月1日発行

新入社員フォローアップ研修会

〜 新入社員のレポート 「自分のなりたい姿を語ろう」 から 〜

「みんな、 同じようなことで悩んでいるんだなぁ」。 自分と同じような悩みが出されるたびに新入社員の皆さんは共感し、 お互いに意見しあっていました。 また、 「なんで働くのとか、 自分はどう生きたいのとか、 そういうことを考えるのが面倒くさいと最初は思っていた。 それなのに、 だんだん面白くなった」。 各社で半年間働いて受けた新しい刺激や自分の考えていることを話す楽しさ、 伝えたいことを人に理解してもらう喜びを実感したようです。 以下、 参加した新入社員を代表し、 6名のレポートを抜粋して紹介します。

職場の信頼関係がお客様の満足につながる

(株)あさひ鮨 遠藤真理

 研修会を通して一番印象に残っているテーマは 「自分のなりたい姿を語ろう」 についてグループ討論したことです。
 2グループでこの課題について話し合った結果、 共通の意見として一人ひとりに憧れの先輩がいて、 そういう先輩には魅力があって、 常に周りの流れを見ながら仕事にも仲間にも心配り気配りができる方で、 一つの仕事が終わったら次の仕事へと無駄な時間を作らず、 楽しそうに仕事しているということです。 そして仕事ができる人は、 私生活もきちんとしているということが分かりました。
  「自分のなりたい姿を語ろう」 という課題に対して、 明確な結論は出ませんでしたが、 ただ、 働くことで大切なのは、 職場で働く人たちとの信頼関係がお客様に満足していただけるものを作り上げることにつながるのだと思いました。

視野を広げ相手の立場になって物事を考えることが大切

(株)佐元工務店 吉田康洋

 入社から半年経った今、 4月の研修会のときよりも 「自分のなりたい姿」 が明確になっていると思いました。
 私のなりたい姿の中に、 「小さなことにも気づくことができる人」 というものがあります。 これを実現するには、 視野を広げ相手の立場になって物事を考えることが大切になってくるということを改めて感じました。
 自分のなりたい姿を実現するために必要なのは 「なりたい姿をはっきりと決め、 そのために必要な目標設定を (具体的に) 行う」 ということです。

苦手を克服し自分に自信を

日東イシダ(株) 浅沼尚子

 入社して半年が経ち、 4月に考えていたことと大分変わっていることに気づいた。 入社した頃はどんな仕事内容なのか、 心配と不安でいっぱいだった。 パソコンが大の苦手だったのに、 情報技術課に配属になったからだ。
 しかし今はその逆で、 勉強も教えてもらうことも全て楽しい。 知らないことを一から頭に入れていく、 ということがとても大切に感じる。 今後2年、 3年と経ったとき、 誰にも負けない知識と技術と向上心を高められていたらなぁと思う。
 そうなるには今の私にとってはまだまだ先の話だが、 そういう目標に向かって成長したいなぁと思う。 どんな困難にも決してあきらめず、 逃げず、 乗り越えていきたい。 乗り越えられたら自分の自信になっていると思う。 研修会は、 半年前の自分と今の自分を振り返る良い機会だった。

諦めない人間になる

(有)パレット 本田竜太郎

●半年後
・仕事に対し常にプロ意識を持った人間になりたい。
・後輩が入ったときにしっかり教えられるように、 今しっかりと勉強をしておく。
●3年後
・工場の仕事を全て身につけ、 「仕事の組み立て」 「後輩の指導」 「店の経営」 に携わっていく。
●10年後
・10年が経つころにはしっかりとした技術、 経営ノウハウを身につけ、 時流に乗った商品を出せる、 新しいタイプの店を出していきたい。
  「成功する人は成功するまで挑戦し続ける」 そうだ。 なので、 諦めない人間になりたいと思う。

先輩に学び、 自分の色を大切に

(株)アイコー (ホテルクレセント) 高橋 新

 職場には自分の上司しかいないので、 自分の気持ちを伝えたり人の気持ちを聞いたりする機会はなかった。 苦しいことや悩みも話せなく、 辛いと感じる面もあった。
 でも研修会でみんなの話を聞いているうちに、 自分ももっとがんばろう、 負けていられないぞと活力をもらった気がする。 職種はみんな違うけれども、 それぞれに悩みをもっていて、 もう一方で目標を持っていた。
 今の自分は接客業をしているわけだが、 まだまだお客様に満足していただけるような接客はできていない。 マニュアル通りの接客ではなく、 仕事としてお客様に接するのではなく、 人としてどうすればお客様に喜んでいただけるか?どう工夫すればお客様が安心して滞在できるか?などを自分なりに考え、 他の人にはない自分の色を出した接客を目指したいと思う。 先輩たちを見て、 真似できるところは真似していきたいと思います。
 今までは新入社員だから許された点も多くありました。 これからはさまざまな面で責任も出てくると思います。 それを楽しんでいける社会人になりたいと思います。

どんなときにも笑顔を絶やさずに

(有)大原飲食 清水美希

 私は、 料理やお酒の知識を学び、 お客様に自信を持って説明できるようになりたいです。 今は、 お客様に 「この料理はどこの産地なの?」 「この料理に合うお酒はどれ?」 と聞かれても言葉をつまらせてしまいます。
 そういうときに、 私の仕事は料理を出すだけではないと思います。 まだ出来なくて当たり前、 と言われると逆に不安になる自分がいます。 少しでも成長したい。 出来ることを増やしたい。 そういうことを毎日考えては、 焦っていました。 周りがどんどん見えなくなって失敗し、 落ち込むときもありました。 自分から笑顔が引いていく日もありました。
 でも焦ることなく、 一つ一つを身につけていくしかないのだと分かりました。 どんなときでも笑顔を絶やさずにお客様に接していこうと思います。  大原いちばんの笑顔 太陽となります。

思いが伝わった 「社長からの手紙」

(株)ティーティーシー 田中幸法

 研修会で、 普段あまり意識していなかった目標を定めることや、 半年前の自分と比べてどれくらい変わったかを確認することができました。 また、 社長が自分をどう見ているのかも知ることができて、 大変有意義でした。
【目標】
・製品の機能などの把握
・得意先の把握
・トラブルに対応できるようになる
・開発スピードをアップする
・サーバーを理解する
・各種アプリケーションを理解する
・土地勘をつける
・基幹系業務を理解する

今月の内容

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