第1分科会 三慶印刷梶@社長 亀岡 幸康 〔経営者〕
報告者のダイヤ工業鰹シ尾正男社長は、 2代目社長として同友会での学びを素直に社内に取り入れ、 即、 社員と共に実践している会社でした。 中小企業ならではの独自性を持った仕事を通して社会に貢献する、 という哲学で経営理念を作り、 バリアフリー型組織により社長と社員のコミュニケーションを大切にし、 見事に第2創業を果たされています。
柔整市場向けの医療用品を製造し、 全国に通信販売で提供している企業ですが、 紹介ビデオの中に、 さりげなく 「通心販売」 という言葉が出ていました。 人が使うためのものを、 人が創る。 だから人は大切なのだ。 という思いを感じました。
「社員の力をどう生かしていきますか?」 をテーマとしたグループ討論では 「中小企業の良いところは、 人と人との信頼関係であり、 経営者と社員のお互いの成長こそが会社の成長に結びついていく。 お互いを大切なパートナーと認め合い、 夢や生きがいが実現できる環境づくりが大切であり、 そのために経営指針の成文化が必要である」 と確認されました。
また、 会員企業の幹部社員の方やゲストの方とテーブルを共にしたことで、 新たな視点からの気づきや課題をいただきました。 特に、 「社長に対して、 本音を言う社員は少ない」 という、 ある幹部社員の話や、 他グループからの 「鏡の法則」 は、 社内コミュニケーションの大切さを改めて感じさせられる中で、 さらに私自身にとって、 常に忘れてはならないことだと思いました。
大変有意義な分科会であったことに感謝申し上げますと共に、 「人間尊重」 を第一に考える経営をしていきたいと思います。
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