共同求人委員会主催
大学・短大・専門学校の就職部担当者と経営者の就職懇談会
『地域の活力は若者が輝くこと 〜 企業と学校で若者を育てる 〜』  
 3月2日 (木) ホテル白萩を会場に、 学校から12校14名、 企業から19社が参加し、 宮城同友会共同求人活動として初めて大学、 短大、 専門学校就職部担当者との就職懇談会を開催しました。
  開会挨拶の中で佐藤元一代表理事は 「大手企業のリストラも終わり求人数も増え、 就職環境は昨年から中小企業にとって大変厳しい状況にある。 宮城県・地域経済を支える我々中小企業に学生を送って欲しい。 明るく豊かな宮城をつくっていく為にも、 地域に根ざした我々と宮城の若者を育てる学校が一緒に手を取り合っていきたい」 と、 産学が連携し地域一体となって若者を育てていく必要性を述べました。
佐藤隆雄氏
桔梗元子氏

  企業側からは(株)ジェー・シー・アイ 社長 佐藤隆雄氏が 『新卒学生が育つ企業づくり、 若者にかける期待』 をテーマに、 「入社してきた新入社員に、 魅力ある人間に育ってもらうため、 挨拶・返事・後始末の基本を徹底し、 感謝の気持ちを育てることを大切にしている。 初めての給与を現金で手渡し、 必ず親の前で 『今まで育ててくれてありがとうございます』 と伝え給与を渡す。 その時の感想を作文にして出してもらう。 会社とは人を育てていかなければ発展しない。 また、 社員を育てることは、 育てる側も共に学び育つということ」 と、(株)ジェー・シー・アイの創業から現在までの人が育つ企業づくりの実践を述べました。

  学校側からは東北学院大学 就職課長 桔梗元子氏が 『現在の学生の現状と企業へ期待すること〜希望に向かって生き生きと〜』 をテーマに報告しました。 「近年、 傷つきやすく、 自己表現が思うようにできない学生が増えている。 就職活動は早期化が進み、 学生の立場からすると卒業見込みすらはっきりしていない時期のため 『何をしていいのかが分からない』 というのが正直なところではないか。 学生の多くは地元志向。
しかし、 その割には地元に目が向いていない。 また、 学校も地元にどんな企業があるのかが知らないというのが正直なところ。 企業側はもっとPRをして欲しい。 学生と話をした際に、 自社に誇りと自信を持って、 『共に会社をつくっていこう!』 と伝えて欲しい。 会社の夢が伝われば学生はそこで働きたいと思うはず。 地域の活力とは地元で学んだ若者が地元で活躍することではないか。 このような学校と企業が知り合う機会を継続し、 地元に学生が残る地域をつくっていきたい」 と学生の現状と、 就職活動の実態、 企業と学校がまずお互いを知ることの必要性を語りました。
  共同求人活動は、 同友会理念、 中小企業の可能性を学生、 学校、 父母に理解してもらい採用に結び付け、 中小企業への正しい認識を広げる社会教育 (共育) 活動でもあります。 今後も継続して共同求人活動から中小企業の可能性を発信していきたいと考えています。


■これからが人生の本番 〜 合同入社式

 

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