・同友会大学受講の感想より・

同友会大学受講で経営理念が深まる

「経営指針を成文化したが、 経営理念にまだ自信が持てないところがあった。 この同友会大学を受けて、 自分の考えが間違っていなことに自信を得、 理念が深まっていった。 社員と共に人間としての良心を養い、 地域を支えたい」 「経営指針を創る会を受講して薄っぺらい自分が分かり、 自分を厚くしたいと思い大学も来た。 経営指針から1年経った今、 自信を持ってお客様と対し、 社員と正面切って話ができるようになり、 一年前と違う自分がいる」 「自分の人生は問題から逃げまわり、 挫折の繰りかえしだった。 いろんな人の力を借りて学び、 自分が変わりはじめていると感じている。 周りの皆さんに感謝したい」 「いつも社長が言っていることがこの大学の内容だったことが分かった。 同時に時代の変化に対応した我が社の方針が間違いないと自信を持った。 今後参加する社員にしっかり伝えたい」

「知らないことに気づくことがすごい、 変わることを恐れるな!」 (千葉先生のことばから)

「一番感じたことは自分の頭で考えることが大事だということ。 その目標からするとまだまだ自分に合格点はやれない」 「今までの無知を知り、 学ぶ楽しさを体感した」 「風邪で会社を休んだときもこの大学は休まなかった。 皆勤賞はチームのみんなが送り出してくれたから」 「はじめ、 『行きたくない』 と駄々をこねた。 終わってみたら皆勤賞だった。 学ぶことの楽しさ、 大切さが分かった。 回りの協力に感謝している」 「赤坂先生 (東北芸術工科大学教授) のおっしゃった 『自分の足元を掘れ、 そこに泉あり』 を肝に銘じたい」 「当社の社長が常々 『人間尊重の経営』 を話す。 抵抗していたが、 あたたかさや思いやりの大切さが分かってきた。 誰かに勝つことではなく、 立てた目標を達成し、 みんなで達成感を味わう喜びを求めて若い人を育ててゆきたい」



人も会社も地域と共に  〜 第8期同友会大学を受講して 〜
                                   (株)高野コンクリート 高野 剛


 私は経営指針を創る会で社員と共に生き、 環境を大切にしながら地域と共に発展していくということに気づき、 それを基本に理念を創りました。 同友会大学を受講して自分自身の気づきが間違っていなかったことがわかりました。
  私が住んでいる地域は人口2万人の小さな海沿いの街です。 今までは仙台や東京からこの地域に投資をしてもらい開発や工場を誘致し雇用を増やし観光客を呼ぶことで地域経済が豊かになると考えていました。 いやそれしかこの地域が生きる道は無いとさえ考えていました。 しかし経営指針を創る会や同友会大学の講師の先生の話を聞くうちに地域はそこに住んでいる人たちと共に守り発展させていかなければ地域としての独自性や文化が無くなってしまう事に気づきました。
  そこで自分たちが地域に何ができるのか?地域は自分たちや会社を必要としているのか?地域環境を自分たちが壊していないのか?を社員ともう一度話し合い少しずつではありますが実行していくようになりました。 ボランティア活動を社員と共に実施し作業終了時のなんとも言えない充実感や社員との一体感を体験しました。 やはり地域に何か役にたちたいという気持ちが社員の心の中にあると実感しました。 会社は地域と共にある、 地域が発展することで会社も存在する、 会社が発展することで地域も発展し社員やその家族 (地域住民) も豊かな生活ができる。 私たち中小企業が健全に発展することで地域貢献をすると考えるようになりました。
  私たちは 「よし風作戦」 と名づけボランティア活動を社員と共に実施しようと決めました。 昨年は3回実施しました。 私たちが行う事で別の企業も同調して実施してもらえば結果として地域が良くなります。 この輪を徐々に広げていこうと考えています。 さらに企業イメージを上げて無くてはならない企業に成長し地域と共に生きる道を進みます。
  私たちは素晴らしい故郷に何世代も暮らしてきました。 この故郷を次世代の人たちに残すため社員と共に会社を健全に経営し雇用を増やし環境を大切にしながら頑張っていく決意が同友会の学びにより養われました。 この考え方が失われないように自分自身を鍛えていかなければなりません。 なぜなら私たちが地域社会を背負っているからです。
  環境の大切さも勉強になりました。 今までは企業が発展していくためにはある程度の環境悪化は避けられないと考えていました。 しかし地球温暖化の問題や自然破壊がもたらす災害等を考えた場合、 これからの企業経営は環境を考えなければ存続できないと実感しました。 今自分たちに出来ることから実行していこうと社員と話し合いました。 アイドリングの停止や無駄な電気を無くすことからはじめております。 生コンの残コンを利用したブロックを作製し漁協への寄付や、 現在最終的に残ったコンクリートケーキを処分場に処理するだけではなく再生砕石として利用できないかなど社員と共に研究するようになりました。 同友会大学を受講したことで環境に対しての考え方が良い方向に変わりました。
  防災の観点から地域貢献することも考えました。 火災時の水源確保として生コン車にて水を運搬する (消防署と協定済み) 水害時の土のう用材料の供給や軽油、 灯油の供給等、 自分の会社に何があるのか、 何ができるのかを町の災害担当者と打合せし防災協力会社マップを作製していこうと考えております。 地域が災害等で消滅すれば会社も自分たちの未来もない地域社会が成り立って会社が存続できるという考え方をするようになりました。
  今までの価値観では自分さえ良くなれば良い、 自分の会社が良くなれば他はどうなっても良いと思っていたところもありました。 しかし今は地域経済が破綻すれば故郷も衰退する、 そのためには中小企業が頑張らなければならない、 一社でも多く生き残り地域貢献をしていかなければ日本の将来は無いと考えるようになりました。 大都市や大企業だけが日本を支えているわけではない、 私たち地域や中小企業が日本を支えているのです。
(高野剛さんの卒業レポートから抜粋して掲載します)


■同友会大学受講の感想より

 

■『自然環境の回復・復元に挑戦し、善循環型社会の実現を』

■「社員の意欲を引き出す経営理念と企業づくり」

 

■社員との固い絆であなたの車にMagicを!
■*ちょっといい話*   ■「2007 共同求人」
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